2008年7月 5日 (土)

喫煙指数(ブリンクマン指数)とは

 「禁煙治療は保険でできるのですか?」と電話での問い合わせが増えています。その答えはyesでもありnoでもあります。1日の喫煙本数と喫煙年数をかけた数字(喫煙指数、ブリンクマン指数)が200以上の方が保険治療の対象になります。例えば1日20本、15年間吸っている方は20x15=300、200以上ですので保険治療になります。1日30本、喫煙歴5年の方は30x5=150、200以下で保険治療は出来ず自費となります。
 タバコが人体に与える影響は、今までに吸ったタバコの総量と関連があります。タバコを吸った総量を簡単に計算する方法が、この喫煙本数と喫煙年数をかけるブリンクマン指数になります。400以上は肺ガンに対するリスク(危険度)が高く、注意が必要です。ブリクマン指数400と言えば、20才で吸い始めた方が毎日タバコ1箱で40才で400。意外と簡単に400を越してしまうものです。タバコを吸われている方は、ブリンクマン指数を計算してみて、禁煙を始めるきっかけにされては如何でしょうか。

|

2008年6月28日 (土)

最新、大腸検査前準備方法導入しました

 大腸カメラと聞いて何をイメージ想像されますでしょうか。「大腸の検査って痛いの」「腸の検査ってしんどういの」「いや、思っていたのと違い、楽な検査でしたよ」など様々な思いがあると思います。
ホームページ「大腸カメラは痛い?」http://nakajima-clinic.com/trait/c_camera.htmlでお話しておりますように、丁寧に、経験有る医師が行えば大腸の検査は、しんどくも、痛くもない検査ですのでご安心ください。前置きが少し長くなってしまいました。
 ここからが今日の本題です。しかし「検査は全く辛くなかったけど、検査前の腸を洗う液の味がどうも苦手で・・・」と相談され「すみませんが、正確な検査のためには、腸の中を空っぽにする必要があり、あの2リットルの液は頑張っていただくしか今のところないんです」と説明することがしばしばありました。
 腸を洗う液の味はうすい塩味で、まずくはないのですが、2リットルも飲んでいる内に飽きてしまう味であるのは確かです。「検査は辛くなかったけど・・・」この「けど」を何とか出来たらと思いつづけておりましたが、朗報があります。
 この塩味の洗腸液を飲む必要がなくなりました。代わりに、錠剤(ビジクリア)をお茶や水で飲むだけでお腹の中がきれいになる方法を導入しました。コロンブスの卵的発想です。先に液を作って飲むので塩辛く味が受け付けないのです。ならば、液はお腹の中で作ればよい、錠剤をお茶や水と一緒にのむだけです。洗腸液が錠剤に変わっただけの話なのですが、これがいかにこれから検査を受けられる方にとって朗報であるかは、過去に腸を洗う液を頑張って2リットルのんだ事がある方なら、膝を両手で打って頷いていただけるかと思います。
 医学、治療方法が発達する事とともに、検査前準備など患者さんの負担を軽減するために、細かい点を改善することも非常に大切であると考えております。

中島クリニック
http://nakajima-clinic.com/

|

2008年5月11日 (日)

時代とともに変わる病気

 先日、海外で医療通訳者(患者さんが外国の方で言葉が分からない時に医師と患者さんの間に入る医療を専門とするプロの通訳者)とお会いする機会がありました。医療制度、医療文化、その他国による色々な違いのお話をした中で、日本ではどこの癌が多いのですか?と言う話題になりました。
 日本では昔は「胃がん」「肺がん」「肝臓がん」「大腸がん」の順でしたが、実は最近変わって来ているのですとお話をしました。日本人の癌が少し変わってきているお話をしましょう。
 昔から日本人は「胃がん」が多い民族として知られていました。田宮二郎演じる白い巨塔の財前教授が患った病気も胃がんでしたね。ちょっと話題がそれました。ドラマにも使われる位、癌と言えば皆「胃がん」を思い浮かべる時代でした。
 胃がんは「ピロリ菌感染」「塩分の取り過ぎ」が主な原因ですが、衛生状況の改善によるピロリを持っている方の減少、食生活の改善により昔ほど塩漬けなど辛いものを食べなくなり、胃がんを患う人が減少しました。さらには胃がんの早期発見、早期治療により胃がんによる死亡率が低下しています。これぞ、医学の発達、公衆衛生の成果と言えます。 胃がんはピロリ菌の治療にて予防、胃カメラによる早期発見治療で大部分克服できる時代になりました。
 逆に日本で増えている癌は「大腸がん」です。
 病気の原因を探る時に、似たような背景の国を探し、その国の食生活、文化と比べるとヒントが得られる事があります。「大腸がん」が多く「胃がん」が少ない国をご存知でしょうか?そうです、アメリカです。良くない事に、日本はアメリカの病気を後追いしてしまっているのです。日本人の食事が欧米化して肉食が中心となり病気も変わってきてしまったのです。原因は「肉食」にあります。
 さらに近年女性で著しく増加している癌があります。乳がんです。乳がんが増えている原因も欧米型の高脂肪食にあると言われています。
大腸がん、乳がんともに、早期発見、早期治療にて治療成績は年々向上してきていますが、予防にまさる治療はありません。

 今一度、和食を見直す時期に来ているのではないでしょうか。

|

2008年4月30日 (水)

飲む禁煙治療薬チャンピックス

 なかなかタバコをやめられない方に朗報です。5月の連休明けから新しいタイプの禁煙治療薬チャンピックス(一般名バレニクリン)が使えるようになります。
 飲むタイプの禁煙治療薬です。従来の禁煙治療は、ある日から決心してシール(パッチ)を貼って禁煙に望むのですが、この新しい薬は一風変わっています。
 なんと、薬を内服しながらでもタバコを吸って良いのです。内服始めてから1週間ほど経った時点からそろそろ禁煙でもするか・・・と言う具合に禁煙を徐々に始めていきます。

 当院では、ニコチンパッチ(ニコチネルTTS)を併用した禁煙治療にて、90%以上の方が禁煙に成功しております。既に満足いく治療成績を納めておりますので、新しいタイプの禁煙治療薬は必要ないようにも思えます。しかし、そうではないのです。ニコチンパッチ(シール)には弱点があるのです。貼り薬の宿命「皮膚のかぶれ」です。冬場は問題になることが少ないのですが、夏場は汗をかくのでシールかぶれが増えます。かぶれでパッチが使えなかった方にとって、新たな選択肢となるのが新しいタイプの禁煙治療薬チャンピックス(一般名バレニクリン)です。
 5月以降、当院ではニコチンパッチ(ニコチネルTTS)、新しい治療薬(チャンピックス)ともに保険で治療が出来るようになります。
 ご注意いただきたいのは、保険の対象となるのは1日のタバコ本数x喫煙年数が200以上の方です。(例 1日20本15年喫煙の方は20x15=300 200以上ですので保険治療の対象となります)
http://www.nakajima-clinic.com/
中島クリニック

|

2008年3月13日 (木)

心温まる、素直な一言

県立病院の内視鏡カンファレンス(症例検討会)に参加してきました。侃々諤々、いつもながら内視鏡技術、知識の向上につながる実り多い時間となりました。
さて、今日書くのは、カンファレンスにてついではなく、ふと立ち寄ったお店での話です。
検討会まで30分ほど時間が空いたので、コーヒーが飲みたくなり近くのお店に立ち寄りました。
世界に1万店舗を越す誰でも名前を知っているお店です。コーヒーも美味しい、スタッフの笑顔も爽やかで実に快適なカフェです。
レジでの会話
スタッフ「ご注文はお決まりになられましたでしょうか?」
私「トールのラテ一つお願いします」
スタッフ「ホットでしょうか、アイスでしょうか?」
私「ホットで」と、ここまでは、よく言えばスタッフ教育の行き届いた丁寧な対応です。悪く言えばマニュアル通りと言うところでしょうか。
私が会計でお札を出した時の事です
スタッフ「2000円札、いやあ珍しいですね。」
私「故小渕首相提案のお札、確かにめづらしいですよね」と、つられて言ってしまいました。そして何故か、心温まる気持ちになったのです。
マニュアル言葉では「2000円からお預かりします」となるべきだったのかもしれませんが、素直な気持ちが、とっさに出てしまったのです。
コンビニでもレストランでも、マニュアル言葉、マニュアル接遇に満ちあふれた昨今だけに、逆に素直な一言に虚をつかれたのだと思います。人と人の会話にマニュアルなど、やはり要らないのですよね。喜び、驚き、些細な事でも感動する気持ちをいつも忘れずにいたいものです。

|

2008年2月23日 (土)

予防接種の相談急増中、しかも難しい相談が増えています

みなさんは、予防接種と聞いて何を思い浮かべますか?麻疹(はしか)、風疹(三日ばしか)などの予防接種でしょうか。
当院では小児期に受ける、麻疹(はしか)風疹混合ワクチン、三種混合ワクチン、おたふく風邪ワクチン(ムンプス)など以外に、海外留学前ワクチン、海外赴任前ワクチンなども積極的に取り組んでいます。

この、海外渡航前のワクチンがなかなか難しいのです。なぜ難しいのでしょうか?受けておくべきワクチンが、行く国によって全く異なるからです。さらにワクチンを受ける方の年齢によっても必要なワクチンが変わってきます。まさに、患者さん毎のオーダーメード医療です。
中国へ行くのか、エジプトなどの中近東に行くのか、さらには大人か子供か、様々な条件が複雑に重なりあいます。
私が患者さんと予防接種について相談する時、どのように頭の中で予定を立てているか1例をお話しいたします。

例えば破傷風、日本脳炎、狂犬病、A型肝炎ワクチン、B型肝炎ワクチンが必要な方であれば、

1.A型肝炎は2回予防接種が必要(理想的には半年後に3回目の追加ですが日程的に困難)
2.B型肝炎もは2回予防接種が必要(理想的には半年後に3回目の追加ですが日程的に困難)
3.A型肝炎1回目と2回目は4週間開ける必要がある
4.B型肝炎も1回目と2回目は4週間開ける必要がある
5.幼少時に破傷風が含まれている三種混合を受けているため、破傷風ワクチンは1回でよい
6.幼少時日本脳炎の基礎免疫ワクチンを終えているため、日本脳炎ワクチンも1回でよい
7. 破傷風、日本脳炎、A型肝炎ワクチン、B型肝炎ワクチンは何れも不活性化ワクチンであり、各ワクチン接種間隔は1週間以上あける
8. 狂犬病ワクチンは現在日本では入手困難(犬にかまれ、一刻を争う曝露後接種の緊急ケースは別です)

この1-8を満たすスケジュールが必要なのです。算数の問題みたいですね。

そこから、A型肝炎1回目、B型肝炎1回目、破傷風、日本脳炎、A型肝炎2回目、B型肝炎2回目の順で接種しましょう。となるのです。
さらに、狂犬病ワクチンは現在日本では入手困難なので、現地で、4週間隔で2回、半年後に3回目を追加してください。
A型肝炎、B型肝炎は現地で半年後に3回目を追加してください。とアドバイスします。

どうでですか。思った以上に複雑ですね。

渡航前ワクチン遠慮なくご相談下さい。

http://nakajima-clinic.com/index.html
中島クリニック 内科 消化器科

|

2008年1月28日 (月)

当院治療成績:ピロリ菌除菌成功率91.3%

新しい治療法での当院治療成績:ピロリ菌除菌成功率91.3%

「ピロリ菌」が胃潰瘍、十二指腸潰瘍の原因であることは有名ですね。潰瘍を根本から治療するためにピロリ菌を消す治療を「除菌治療」と言います。除菌治療として3種類の薬(プロトンポンプインヒビター、アモキシシリン、クラリスロマイシン)を1週間内服します。この方法で約80%方からピロリ菌が消えます。

しかし、最近になり抗生物質が効かないピロリ菌が増えてきており除菌成功率が約70%程に低下していることが問題になっています。そこで、当院では4年前の開業当初から従来法にてピロリ菌が消えなかった方に対し、フラジール(メトロニダゾール)を用いた除菌法に積極的に取り組んできました。

当院での治療成績は、この方法に取り組んだ23人中21人が除菌に成功。除菌成功率はなんと91.3%です。従来法で消えなかった方に、もう一度同じ薬で除菌を行っても成功率は30%ほどである事と比べると、この治療法がいかに有効な方法であるかがおわかりいただけるのではないでしょうか。従来法でピロリ菌が消えなかった方に朗報です。

当時この治療法は自費で行っておりましたが、この新しい治療方法は昨年秋から有効性が認められ健康保険にて行えるようになりました。

|

2007年12月22日 (土)

ドーピング検査

今日は病気ではなく薬のお話をしたいと思います。
胃潰瘍であれば胃酸分泌を抑える抗潰瘍薬、扁桃腺が腫れていれば原因となる菌に対し適切な抗生物質を投与します。「病気、病名」に対し、投与する薬が決まってきます。当たり前ですね。しかし、患者さんの職業、状況により使える薬が限られる時があります。
それは、どのような時でしょうか、想像してみてください?

当院で遭遇する特殊なケースとしては次のような状況でしょうか
1.赤ちゃんに母乳をあげているお母さん:薬を飲んだあとに授乳していいですか?
2.フライトをひかえるパイロット:薬を飲んで仕事をしても大丈夫ですか?
3.トップアスリート(運動選手)の方:ドーピング検査にはこの薬は問題ないですよね?
その他、妊婦さんへの薬、腎臓の病気で透析中の方への薬、いろいろなケースがあり、都度、最新の薬学知識をふまえ投薬をする必要があります。
1.2.3.いずれのケースでも細心の注意を要しますが、問題のない薬を適切に選び処方できます。
ドーピングに関しては、日本アンチドーピング機構http://www.anti-doping.or.jp/index.htmlがインターネットに情報を提供していますので興味有るかたはどうぞ。例えは、薬局で簡単に買える咳止め薬の中にもドーピングにひっかかる成分が含まれています。喘息、高血圧の薬も一部の薬はドーピングにひっかかります。
私自身、以前、のじぎく国体の救護をお手伝いした時にドーピングに関して程度勉強しましたので知識を持っているつもりですが、いざアスリートの方に薬を出すとなると少し身構え、最新の禁止リストを取り寄せ、都度確認した上で処方しています。

単に病気を診るだけでなく、患者さんの病歴、職業歴、背景を含め総合的に診察することの大切さを再認識する日々です。
http://nakajima-clinic.com/index.html
中島クリニック

|

2007年11月27日 (火)

インフルエンザワクチンQ&A

当院ではインフルエンザワクチン接種を10月下旬からスタートしています。患者さんからよく聞かれる質問をQ&A形式にまとめ、注射後の説明に活用しています。手前味噌で恐縮ですが、分かりやすいと思った以上に評判がよかったので当院で使っている説明用紙の内容をblogで紹介いたします。

インフルエンザ予防接種後の注意 Q&A
Q 予防接種したところは、よく「もむ」方がいいのでしょうか?
A いいえ「もまないでください」。注射したところをもむと、アレルギーなどの副反応が増えるとの報告があります。

Q 予防接種をうけた日に、お風呂は入って良いのでしょうか?
A お風呂も、シャワーも問題ありません。

Q 予防接種後の注意は他に何かありますか?
A 予防接種当日の運動は避けてください。接種翌日以降(明日以降)は、スポーツ、体育の授業など普段通り行っていただいて結構です。

Q インフルエンザワクチンは注射したらすぐに効果がでるのでしょうか?
A いいえ、ワクチンの効果がでるまでに2週間ほど必要です。抵抗力としてはたらく「抗体」を体がつくるのに2週間ほどかかるからです。

その他、番外編として、最近こんな質問うけました
・B型インフルエンザにも効くのですか?
・先日テレビで、Aソ連型が流行していると聞いたのですが、このワクチンにはその成分が入っているのですか?
答えはともに「YES」です。インフルエンザワクチンには流行を予測して、A型インフルエンザ株2種類、B型インフルエンザ株1種類、計3種類の成分が含まれています。
A型インフルエンザ株は、A香港型(H3N2)Aソ連型(H1N1)の2種類の株です。

今年は、例年になく早い流行です。11月下旬なのに流行し始めています。日常簡単に出来る「手洗い」「うがい」も予防接種と並んで大切な予防方法ですので、是非ご励行ください。

http://www.nakajima-clinic.com/

|

2007年10月13日 (土)

内視鏡カンファレンス

 昨日、西宮市内主幹病院主催の内視鏡カンファレンス(会議)に参加してきました。
 病院勤務の外科医師、内科医師、研修医、近隣クリニック医師が一同に集まり行う勉強会です。指名されたドクターが、モニターに映し出された内視鏡画像を見て、病変の良性、悪性、治療方針をコメント、また何故そのように判断したのか根拠を交え発表するスタイルです。だれが指名されるか分からないので、全員真剣な面もちで参加です。

 あっと言う間の2時間、提示症例の特徴的な内視鏡像が眼に焼きつき、明日からの診療の糧となるのを実感します。
 学生時代の授業は教師から生徒への一方通行でしたが、カンファレンスは全員が生徒であり、先生であり共に学べる場です。
 毎回、カンファレンスの準備、司会進行をしてくださっている、Y先生、S先生いつもありがとうございます。この場をかりてお礼申し上げます。

|

2007年9月10日 (月)

朝日メディカル原稿執筆、悪戦苦闘中

 朝日新聞社発行「朝日メディカル誌」の依頼原稿締め切り日が近づき、夜な夜なパソコンに向かい格闘中です。たったA4用紙4枚程度の原稿なのですが膨大な時間を費やしてしまっています。書くのは難しい、しかもまだ書き終わっていない。。。

 テーマは「内視鏡査を受けるHaving a Gastroscopy」、日常診療で使う医療英語の解説です。
 胃カメラを英語で何と言うかご存じですか?gastrocameraもしくはstomach cameraあたりが相当する言葉でしょうか。では上部消化管内視鏡は?upper gastrointesinal endoscopeとなりますが、何か堅苦しい表現ですね。このような論文で使うような「内視鏡endoscope」と言う表現よりも日常医療英会話では平易な表現「胃カメラstomach camera」を使った方が、患者さんに伝わりやすいですよ、と言う主旨の事を今書いています。参考までに、今話題の経鼻胃カメラ(鼻から入れる胃カメラ)はnasal gastro cameraです。
 来月号の朝日メディカルに掲載される予定です。

http://www.nakajima-clinic.com/

|

2007年8月16日 (木)

禁煙成功率97%

当院の禁煙治療実績データーがでました。
昨年1年間で当院へ禁煙を決意して54人の方が来院、禁煙パッチ(シール)を使って2ヶ月間の禁煙治療をやり遂げた方の禁煙成功率はなんと97%。禁煙成功、本当におめでとうございます。
私なりに禁煙成功の理由を考えてみますと、
1.2週間毎に来院して、私に「タバコどうですか?」としつこく聞かれる心理的効果
2.禁煙パッチ使用による、イライラ感、不眠などのニコチン離脱による急性期症状の軽減
2点がプラスに働いた結果の禁煙成功率ではないでしょうか。
禁煙はIf you try, you can make itです。
http://www.nakajima-clinic.com/

|

2007年7月12日 (木)

雑誌取材を受けて

先日一風変わった雑誌取材をうけました。雑誌取材と言えば、記者が用意した質問に答えそれが記事になるのが一般的ですが、先日の取材は全くそんな形式ではありませんでした。決まった質問事項など一切なく、記者の方と自身の診療スタイル、自分の理想とする医療、その他歓談すること1時間ほど。掲載されたのが、次の記事です。
http://www.nakajima-clinic.com/prof/index.html
http://www.nakajima-clinic.com/prof/magazine_01.pdf
記者の方はさすが文章を書くのが上手ですね、私のとりとめもない話を上手にまとめてくださっています。

記事一部抜粋
タイトル「全力投球」
診療でも”見せる”ことへのこだわりがある。内視鏡を用いた検査結果の写真や、心電図の波形、画像データーを見せながら患者に説明~そして納得してもらえるまで明瞭に説明~

|

2007年6月16日 (土)

ホームページ新しくなりました

中島クリニック・ホームページを完全リニューアルしました。
http://www.nakajima-clinic.com/
胃カメラ、大腸カメラ検査の説明から、胃潰瘍、ピロリ菌、肝炎などについて分かりやすく説明しています。

3年前にホームページを作った時は、フレーム、ロールオーバーなど当時の最新機能を織り込んで作成いたしました。しかし、「3年も経てば」と言うべきか「たった3年で」と言うべきかインターネット技術の革新は著しく、それらの機能は今となっては古くなってしまいました。

より読みやすく、より医療知識を分かりやすく説明するためにカスケーディング・スタイル・シートと言う最新の機能を用いてホームページを全面リニューアルしました。

http://www.nakajima-clinic.com/

|

2007年5月 1日 (火)

研修医、夜のお仕事

夜のお仕事と聞いて、何か秘密めいたものを考えた方間違いですよ。まじめな話です。

本題に入る前に、先月、ユーザーとともに進化する診療所発の電子カルテ「ダイナミクスのめざすものII」が出版されました。電子カルテを実際に使っている、何人かの先生方と共同著書で、もちろん私も著者の一人です。電子カルテを導入する際に必要な、受付スタッフの研修、看護師の研修、さらに院長自ら知っておくべき医療事務知識などなど、診療の質を高めるために欠くことのできない知識を書き下ろしています。

この本が出版され、昨日手元に本が届いた時にふっと、医学部を卒業して医者になったばかりの研修医時代を思い出しました。研修医の生活は、早朝の採血、点滴から始まり処置、治療、カンファレンス(治療方針検討会)そして夜の点滴とあっと言う間の1日です。夜11時過ぎにようやく仕事が落ち着きナースステーションにもどり、「はさみ」と「のり」を手にして作業です。これが、そう研修医夜のお仕事です。

患者さんの日々の採血データーをカルテに切り張りして時系列に並べます、黙々と、単純な作業です。大切なのは単純作業の後、腰を据えて考える時間です。このデーターを時系列に並べたものをしっかりと眺め、昨日や過去のデーターと比較して、病状が良くなっているか総合的に判断するのです。

そんな研修医時代から時代が変わり、カルテが紙から電子カルテに変わりました。勘の良い方はもう私がなぜ、研修医時代を思い出したか気が付かれたでしょう。電子カルテ化すると、この切り張りの単純作業がなくなり、ボタン一つで時系列にデーターが並びます。電子カルテに関する本を出版して、紙カルテ時代を象徴する「はさみと「のり」の作業をふっと思い出したのです。採血データーだけではありません、心電図、レントゲンなどの画像も過去と比較できます。過去と比較する事により、わずかな変化も見逃しません。

電子カルテに興味ある方は、ユーザーとともに進化する診療所発の電子カルテ「ダイナミクスのめざすものII」日本医療情報センター発売をご一読下さい。拙著は電子カルテに関する本ですが、私のみならず、共著の先生方がいかに熱い思いで日々の診療に向かっているかが伝わります。

http://www.nakajima-clinic.com/

|

2007年4月10日 (火)

肺炎ワクチンをご存じですか

「肺炎ワクチンを中島クリニックで受ける事ができますか」と相談を受ける事が最近増えました。テレビの健康番組などで紹介され、認知度が高まった影響でしょうか。メディアの影響力は大きいですね。当院でも、肺炎予防のために「肺炎ワクチン」接種に取り組んでいます。

正式名「肺炎球菌ワクチン」は、肺炎を引き起こす「肺炎球菌」と呼ばれるバイ菌に対するワクチンです。この聞き慣れない「肺炎球菌」が厄介なのは、バイ菌を殺すペニシリンなどの抗生物質が効きにくい点であり、この厄介な肺炎を予防するワクチンが「肺炎球菌ワクチン」なのです。

接種がすすめられる方は
 ・65才以上の高齢者
 ・肺の病気(慢性肺疾患)、心臓の病気、糖尿病の方
その他に、脾臓を摘出する手術を受けた事のある方です。

ワクチン関する相談は、クリニックへお電話下さい。
http://www.nakajima-clinic.com/

|

2007年3月12日 (月)

ピロリ菌と潰瘍

「ピロリ菌」について相談を受ける事が最近増えました。テレビ健康番組などの影響で「ピロリ菌」が有名になったからでしょうか。今日はピロリ菌のお話を少しいたします。

ピロリ菌と言う名前を聞いた事がありますか?
ヨーグルトのテレビコマーシャルなどでピロリ菌の事が紹介されており、名前を知っている方は多いのではないでしょうか。
ピロリ菌と呼ばれていますが、ペリコバクター・ピロリ(Helicobacter pylori)が正式名で胃に生息するバイ菌です。

ストレスやタバコが潰瘍の原因と以前は言われていたのですが、ピロリ菌が胃潰瘍や十二指腸潰瘍の主な原因であることが明らかになってきました。

昔は潰瘍が治らず手術をする事もありましたが、今はすばらしい薬があるので潰瘍は飲み薬で治ります。しかし残念ながら、一旦潰瘍が治っても薬を止めてしまうと8割以上の方が潰瘍を繰り返してしまいます。そこで、大切なのがピロリ菌の治療となります。

潰瘍の原因菌であるピロリ菌を治療すると、潰瘍が再発しなくなり潰瘍の痛み苦しみから解放されます。ピロリ菌の治療が潰瘍の根本的な治療なのです。

まとめると、
・胃潰瘍、十二指腸潰瘍の患者さんは、ピロリ菌を持っていないか調べる事が大事
・ピロリ菌を持っていれば、ピロリ菌治療

中島クリニック ホームページ

http://www.nakajima-clinic.com/

|

2007年1月30日 (火)

それって、やばいですか?

診察室でこんな類の会話を交わす事があります。

私「どうされましたか?」
患者さん「昨日の夜から、急にやばくなて、お腹痛くなって・・・」
診察後
私「ウイルスの腸炎ですね、お腹に来る風邪と思ってください」
患者さん「それって、やばいっすか?」
私「やばいか、やばくないかで言えば、しっかり水分をとって安静にすればやばくない病気ですよ」

若者との会話から察するに「やばい」の言葉が示す範囲が広がっているようです。「何か困った事が起きた状況をさす時に使う便利な言葉」とでも理解すれば良いのでしょうか。若者にとって「やばい」か「やばくないか」は極めて重要な判断基準でもあるようです。

患者さんへの説明は、伝わる事、分かりやすいことが大切なのは言うまでもありません。そこで、私も「やばいっすか?」と聞かれると、分かりやすく説明するために「やばくないですよ」と言う言葉から説明を始める事にしています。

「やばくないですよ」と聞いた若者は安堵の表情を浮かべ、心にゆとりを持って、私からの具体的な治療方法、食生活上の注意に耳を傾けてくれます。日常診療の中で、コミュニケーション、言葉の大切さを実感する瞬間でもあります。

|

2006年12月24日 (日)

禁煙授業を終えて

1 先日、タバコについて小学校6年生と一緒に勉強しました。黙って私の話を聞くだけでなく、時に驚きの声を上げ、時にどよめき、私の質問に顔を伏せず挙手して積極的に参加する姿が印象的でした。

 30枚余りの写真、グラフ、海外のタバコCM動画など、活字ではなく視覚から感じとる授業を心がけました。なかでも、中学校1年先生男子の約20%、女子の約15%も喫煙経験があると、具体的な数字(厚生労働省の全国調査のデータです)を示して話をすると、驚くとともに、喫煙は他人事ではなく身近な問題であることを理解してもらえたようです。

 授業の最後に生徒さんから質問や相談をたくさん受けました。なかでも、一番難しいのは「家族がタバコをすっているのですがどうしたら止めてもらえますか」です。この質問は毎回でます。こうすれば良いと言う正解はないのですが、まずは、インターネットや新聞などでタバコについて調べ、一緒に勉強してみてはどうですかと提案しました。私のクリニックで禁煙指導を受けにこられる理由に「孫にすすめられて」「家族のすすめで」などが多いのは確かです。家族と一緒にタバコについて調べる、勉強する事が禁煙するきっかけになるからです。

  たった1時間と短い時間でしたが、何らかの形で子供たちの心に残り、タバコの誘惑に直面したときに抑止力としてはたらいてくれる事を願うとともに、小学校でのタバコに関する授業の大切さを再確認する1日となりました。

http://www.nakajima-clinic.com/

|

2006年12月 7日 (木)

禁煙授業

今月末に、小学校6年生と一緒にタバコについて考える授業があります。今年で3回目になります。講師として小学校に呼んでいただき、タバコと健康の害について私が授業をするのですが、教えに行ったはずの私が、子供たちから逆に多くの事を教わり、元気をもらって毎回帰って来ている気がいたします。

どのような話をしようか、思いめぐらせながらをパソコンに向かってスライドを今作っています。難しい言葉を減らしたり、漢字を一部平仮名に治したりと私なりに下手な気を使ってみたりもします。

今年も、このスライドから話を始める事にしました。

「子供が自動販売機でタバコを買っている写真」です。実に滑稽な光景ですが、これが日本の現状です。このスライドを見た瞬間に笑う子供、間違いを指摘する子供、教室は騒々しくなります。反応は様々ですが皆自分の頭で考え、受け身ではなく積極的に参加してくれます。ありきたりの、タバコは体に悪いですよ、的な話では子供の印象には全く残りません。

 段上西小学校の皆さん、今年も一緒に勉強しましょう。

http://www.nakajima-clinic.com/

|

«医療通訳者、コーディネイター養成講座